太陽と海の恵みがいっぱい!イトサンの沖縄もずく
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海人ブログ


今年度のもずく生産量は約2万tです。日本で生産される99%は沖縄産なので、もずく生産量は日本一であり世界一といえます。日本中で認知された健康食材のもずくにはフコイダンやフコキサンチン(もずく色素)の有用成分が含まれ医薬品、サプリメント、化粧品等の製品に活用されています。近年は、アジアだけでなく西欧・北米などにも広がり始めています。
現在、もずくの市場規模は約300億~400億円と云われていますが、世界的な食の安全や健康志向の高まりにより1千億円以上の市場が生まれると予測する人もいます。
沖縄で生産されるもずくの6割~7割は辺野古以南の宜野座・金武・うるま市・南城市の海域で生産収穫されています。特に勝連、知念は主生産地で地域活性の重要産業となっています。もずくの生産量は自然環境(波浪・日照量・水温・潮流等)に大きく左右されるだけでなく、陸からの生活排水や都市開発、農業生産の管理によっても影響を受けます。それは、もずくもサンゴと同じ透明で綺麗なイノーの海でしか生育しないからです。
もし、辺野古基地建設が強行され、埋立てが進めば大量の土砂は、10月頃のミーニン(新北風)により拡散し、宜野座・金武・うるま市・沖縄市・北中城・知念・奥武島まで南下します。もずく養殖に不可欠なもずく母藻の育苗やもずく網への種付、沖出し後の芽出しに、大きな影響を及ぼし不作の原因となります。
年々、沖縄の海の環境は悪化し続ける現状で、さらなる埋立工事はもずくやアーサだけでなく他の水産物(魚類や貝、エビ等)にも影響があると思います。
また、沖縄の美ら海や沖縄人の人間性に憧れと期待を寄せて来た本土や外国の観光客はジュゴンの棲む海が埋立てられた事で失望し、二度と沖縄へ来ないでしょう。
沖縄の基幹産業である観光業と水産業は海の汚染と基地の植民地化により衰退するしかありません。最悪、沖縄の自立はストップします。
強行な姿勢で基地建設を進める権力者(主権者ではない)安部晋三総理大臣は国家権力を総動員してでも沖縄県民を屈服させようと必死です。
まるで160年前の琉球処分と同じやり方です。昔との違いは国家権力(自衛隊と警察)に魔法のお金を山積みし県民の心を分断したことです。
しかしながら、沖縄の価値?は3000億円の10年分の3兆円と換算した仲井間知事ですが、何と低く見積もったかとあきれるばかりです。元々金に換算することもナンセンスで無責任な発言です。
せめて、日本国予算の160年分の1京6000兆円は請求して欲しかった。DSCF1429.jpg

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